小野田先生の挨拶
浪越指圧ヨ―ロッパ代表

故浪越徳治郎先生の「世界に指圧を」をスローガンに、日本指圧専門学校の多大なる協力を得て、ここマドリッドに本部を置く、Namikoshi Shiatsu Europa を立ち上げました。この組織には、イタリア、スイス、オランダ、ポルトガル、スペインと浪越指圧の各学校、各協会の同志が参加しております。この団体は浪越指圧の普及を主に目的としているグル―プであることは明白なことですが、指圧を通して日本人の心、日本文化を大いに理解してもらうことを最重要にしていることも明らかなことです。また、そのことが分からないかぎり日本で生まれた指圧はヨ―ロッパの人には、単に気(エネルギ─)の停滞ポイントを鍼の代わり手を当てて流れを良くするだとか、全く基礎医学の不足した人が2,3週間の指圧と称した講習会に出席して半年で一人前の商売人になってしまうようなことを許してしまう、まったく指圧の道を馬鹿にした人たちが出てきても恥とは思わない風潮を許してしまうのです。
 
 

現に私の学校で勉強したのち、新たに指圧学校を開設し、指圧を商売にし、スペイン人をだまして詐欺まがいの行為を行っているスペイン人がいることも事実です。指圧という言葉がこれだけ一人歩きしてしまったヨ─ロッパの指圧界において、それでも私は鍼灸、オステ、そして、カイロの世界にはない指圧独自の奥行きの広さに大いに期待しております。
コンピ-ュタ、携帯電話のすさまじい速度での普及と発達により、確実に私達の世界が変わりました。スピ─ド化された生活が私達の体を肉体的、精神的にストレスという悪魔がむしばみはじめました。このことは日本だけではなく世界的傾向と言えます。この悪魔は西洋医学をあざ笑っています。あざ笑いつつ、新しい現代病を作り出し始めました。そこで脚光を浴び出したのが、指圧です。一番原始的で単純に見える治療だからこそ奥が深いのです。奥が深いからこそ、正しい指圧を謙虚に母心を持って研磨しつつ、日本の技、そして芸術である日本の指圧をヨ─ロッパの人達に一人でも多く伝えることが私の仕事だと思っております。

小野田先生の略歴

日本指圧専門学校25期卒業
1984年   浪越指圧普及のため、スペイン(マドリッド)に指圧治療院開設
1990年〜  スペイン指圧協会会長
1997年設立 日西指圧学院(マドリッド)学院長 
2002年設立 日西指圧学院(マラガ)学院長
2005年設立 ヨーロッパ指圧浪越代表

スペインにおける指圧の歩み25年
1984年〜2009年

著書
スペイン・ポルトガル・オランダ・南米向けに計8冊の指圧本を執筆出版